ホスティボーイ
ホスティボーイ

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1 プロローグ 2 運命の再会 3消せない記録 4 元サヤ 5たった一言 6 客OR彼女?
7 合い鍵 8 料理上手に床上手 9 言いたくないの 10 未来予想図 11 壊裂する恋 12

●●●
たった一言

 隆史は、相変わらずマメに毎日メールと電話をくれる。
お互い、夜の仕事をしているせいか、普通の生活をしている人間より、時
間のすれ違いが少ない分だけ、会う時間は多いのかもしれないけど、やっ
ぱり夜一人なのは淋しくて、つい和美と遊びにでかけてしまう。
それか、EDENまで隆史に会いに行っちゃったりとか。
元々ホストクラブは週2ペースで通ってたから、どうせなら隆史の居るE
DENに行きたい気持ちになって、今日も結局来てしまった…。

「いらっしゃいませ」
「来ちゃった……」
水割りはあんまり好きじゃないけど、ヘルプのホストがついたとき、水割
りの方が飲みやすいだろうから、ブルーをおろした。
「水割りでいい?」
「……焼酎とか、置いてる?」
クラブで焼酎ってのも、なんか変かもしれないけど、私の店では結構需要
があるんだよね。
よく飲む人は、ほとんど焼酎をおろしてる。
「吉四六と鍛高があるけど、どっちがいい?」
麦焼酎か、紫蘇か……って、なんで芋がないんだろうか…。
「鍛高でいいや」
「ソーダで割る?水でいい?」
「今日は水割りにして」
派手なボトルコールが響いて、すぐにボトルがテーブルに届いた。
EDENのいい所は、指名したホストが席にいる間、他のホストは席に着
かない事がうれしい。
数分間だけでも、隆史と二人でお喋りできるから。
「今日は和美ちゃんは?」
「いないよ」
「いつも一緒にいるのに、一人の時もあるんだ?」
少しきつめにつけてるのか、プラチナムが隣にいる私にまで移りそうな程
匂っている。
「毎回つき合わせられないからね」
スーツをきちんと着ている隆史。
やっぱり、綺麗だなと思わずにいられない。
「今日はちょっと暇だから、いつもより多く佳織のテーブルに着けると思うよ」
真っ白な歯を少しだけ見せて、苦笑いしている。
人気があるホストは指名が重なって、一つのテーブルに長くはいられない。
そんな当たり前の事だけど、やっぱり淋しいよ。
だけど、こんな風に気を遣われるのも、もっと淋しい。
「いいよ、遠慮しないでちゃんと接客してきても」
「じゃあ、ちょっとだけ…ごめんな」
申し訳なさそうに片手でゴメンのポーズを取りながら、隆史はすぐに他の
テーブルに行ってしまった。

確かに遠慮するなとは言ったけど、そんなすぐに行かなくてもいいじゃな
い。
来るたびに、隆史の人気を知って落ち込んでしまう。
どんな女が隆史を指名してるのか、他のテーブルが気になってしまう。
だけど、会えない寂しさに負けて、つい来店しちゃうなんて情けないよ
な…。
ああ、なんでホストなんかしてるんだろ?
そして、なんで私はそんな男がいいんだろう?
他の店にだって、かっこいいホストなんてたくさんいたし、お客様の中に
は、そこそこいいなって思える人だっているのに、なんで隆史じゃないと
ダメなんだろ…。
最初は一目惚れだった。
偶然、遙先輩の部屋に遊びに行った時にすっごいイケメンじゃん!ってす
ぐに好きになってたけど、あの頃はただの憧れにすぎなかったのに…。
今までしていた恋愛なんか比べモノにならないくらい、隆史が好きだ。
仕事だとわかっているのに嫉妬しちゃう程、
自分がこんな女々しいなんて思いもしなかったよ……。
隆史が見つめるすべてのモノが私であり、語りかけるすべても私であって
欲しいなんて思うのは欲張り過ぎる。
わかってる、頭の中じゃちゃんとわかっているのに、どうして感情はこん
なにドロドロと渦巻いてしまうのだろうか……。
 こんなに好きにならなかったら、こんなに醜い感情だって抱かずに済む
のに。


「ごめんな、お待たせ」
悔しいほど、大好きな笑顔で隆史が戻ってきた。
「お帰り」
私の気持ちなんて見透かされたらいけない。
こんな独占欲の強い女だなんて思われたくない。
「今日はラストまでいる?」
………。
無理だよ、そんなの。
隆史が目の前で他の女に話しかけてる所を見るなんて、これ以上は耐えら
れない。
返事の代わりに力無く、私は首を振った。
「そっか。一緒に帰ろうと思ったのに…」
少し淋しそうにため息をつく隆史。
ダメだな。
弱いな、私。
こんな顔されたら、ラストまでいて一緒に帰りたくなってしまう。
時計を見て時間を確認。
今3時半だから、後1時間。
それくらいなら、我慢できるかな……。
「やっぱり、いる」
意志が弱いってか、かなりやばすぎ!
ホストにはまってるただの客だよ、これじゃあ。
「じゃあ、店終わったら電話するからどこかで時間潰しておいてくれる?」
「うん」
その約束だけを終えると、隆史はうれしそうにうなずいて、すぐまた違う
テーブルへと移った。

…………。
…………。
マジ、やばいかも。
これじゃあ、延長交渉されただけじゃん。
私って、隆史の客なのかな?
彼女じゃないのかな…?
ダメだ!
不安になってしまう。
こんな事なら店に来るんじゃなかった…。
バカだ、私。
勝手に店に来たのは自分だった。
隆史は別に来いなんて一言も言ってないのに…。
一人でヤキモチ妬いたり、不安になったり、何をしてるんだか。
なんだか、虚しすぎて笑えてしまう。

「ごめん、ちょっと悪いんだけど、電話してくるね」
ヘルプでついてくれているホストに謝ってから、店を出た。
もちろん、コール先は和美の携帯。
『あっ、ごめん!もうそんな時間なんだ』
和美は電話に出るなり、勝手に会話を始めている。
 …アフターの最中だな。
「切り上げたいの?」
『ホッントにごめん!すぐ行くから』
言いたい事だけ言って、切られてしまった。
アフターの最中で、私からの電話をいいように利用したに違いない。
あぁぁぁぁぁ!
この虚しさを笑い飛ばしたかったのになぁ。
他に電話する相手もいないし、仕方ないからフロアに戻ろう……。
そう思って、店のドアに手をかけると、携帯が鳴った。
『さっきはごめん!
すごいしつこくて困ってたから、助かった』
実にタイミングよく電話をかけたものだな、私も。
「アフターしてるの知らなかったや。
最初から言ってくれてれば、適当な時間にかけてあげたのに」
1対1でアフターをするときは、たいがい和美と口裏を合わせて、2時間
くらいでお互いが電話をかけるようにしてるの。
そうすれば、客とのアフター後に二人で遊ぶ約束してるって思われて、さ
っさと切り上げられるから……。
『すぐに帰れると思ってたんだけど、意外にしつこいオヤジでさぁ。ご飯
の後まだ一件いいだろってしつこかったのよ。
それより、佳織はどこにいるの?』
………。
「EDEN」
『…で、何の電話だった?』
明らかに、和美の声のトーンが変わったのが電話でも伝わって来る。
な、なんか怖いんですけど?
怒ってる??
「いや、たいした用事じゃないの。
ただ、私ってすごく情けない女なんだって発見したから報告」
『………、今から行くわ』
え?
再び一方的に電話を切られてしまった。
なぜ、和美がココに来るのだろうか?
5分もしないうちに、エレベータから和美が降りて来た。
「この近くでアフターだったの?」
「うん、ばっちり向かいのビルの寿司屋」
ビルの1階にある、値札のないお寿司屋を指した。
「そんな近くにいたんだ」
「で、どうしたの?」
心配そうに、くっきりとアイライナーをひかれた目が見つめてくる。
「別に、たださ……。なんか私ってすっごい情けないなぁって思っただ
けなの」
「何で佳織が情けないの?
ちゃんと説明してくれなきゃ、わからないじゃん」
説明って、何をどう説明すればいいのかわからない。
「いや、ホントたいしたことじゃないの。
何か、隆史の客に嫉妬したりする自分が惨めでさ」
「プッ…」
今まで心配顔していた和美は、その綺麗な顔を歪めて肩で笑っている。
「なぜに笑う?」
「いや、ホストなんだから当たり前じゃん。接客するのは。
しかも、自分も水商売してるくせに、何、少女漫画的発想してるの?」
そんなに何がおもしろいのか不明だけど、まだ和美は肩を揺すっている。
「だからたいしたことじゃないって、言ったじゃんか」
「悪い!そうだったね」
謝りつつも、笑い続ける和美。
う〜ん、笑い上戸だったっけ?
しばらく待ってみても、いっこうに治まる気配がなかったから、私は笑い
続ける和美を引っ張って店内に入ろうとドアを開けると、丁度中から誰か
がドアを開けた。
「あれ?和美ちゃん来てたんだ?」
「あはは!佳織の王子様登場じゃん」
妙にハイテンションな和美は、勢いついたまま、隆史にまで話しをフッた。
「おれが、王子様?」
「眠れる姫ってより、眠ってた子供を起こしたって感じだけどね」
…………意味不明だ。
「とにかく入ったら?」
隆史の腕が、自然と私のウエストに回る。
エスコートされるままテーブルに戻って、私はまた不安になってしま
った。
あんな風に、誰のウエストにも腕を回してるんだろうな…。
「席に戻ったら電話に出たって聞いたんだけど、ちょっと長いから心配し
たんだぜ」
「ごめんね」
「良かったよ、何かあったわけじゃなくて」
二人のやりとりを、テーブルを挟んで聞いてた和美はまた吹き出していた。
「お子様じゃないんだから、一人歩きくらいできるっつうの」
笑いながらも、目が笑っていない。
隆史を前にすると、和美はいつも毒を吐いてしまう……。
だから今日もEDENに一緒に来るのをやめたくらい。
「こんな夜中に女が一人で歩いてたら、危ないだろ?和美ちゃんなら大丈
夫かもしれないけど、オレの佳織は無防備だから」
今、なんて?
オレの佳織って言った?
言ったよね?
うわぁ、凄い。
オレの佳織だって。
なんか、独占されてるみたいでうれしいな♪
喜んでニヤけてしまいそうな私をあざ笑うかのように和美の一言。
「ばっかじゃないの?
あなたの佳織じゃなくて、私の佳織なの。
ね、佳織?」
きゃぁぁぁぁぁぁ!
和美にも私ってば愛されてる。
いいねぇ、なんか彼氏と友達に大切にされてるって実感できる。
「生まれる前から佳織はオレの女なの」
「……ホントそういう臭いセリフをポンポン言えちゃう辺り、ホストっ
て感じだよね。
頑張って営業しておいで、ココはもういいから」
単純によろこんでばかりいられなくなって来そうな風向きだ。
これから、隆史VS和美の毒舌バトルが始まりそう………。
ヤな予感って、見事に当たるんだよね。
「だってココは店内だし、和美ちゃんこそ用事ないだろ?」
「へぇ、じゃあ佳織にも営業してるんだ?」
「まっさか!佳織に営業なんてする必要ないじゃん」
「そうよね、今更営業なんてしなくてもこの子は可哀想に、あなたの餌食
だもんね」
「餌食って何だよ?」
「あら、そうじゃない。
店に来る客なんて、みんな食い尽くされてしまうんだから」
………。
100歩譲って、口論するのはいいよ。
だけど、私をネタにするのは辞めて欲しい。
特に今、営業や客って単語と一緒に私の名前を言われると、不安が戻って
きてしまう。
「へぇ、和美ちゃんって客の事をそんな風に思ってるんだ?オレはソコま
で人間腐ってないから、お客様は大切だと思ってるよ。
食い尽くしたりなんかしない」
「そっか!食い尽くしたら後がないものね、尽くす手前で止めて、飼い殺
しにしちゃうんだ。こわっ」
さっきから席に着いたもの、どう会話に入っていいのか困ってる剛史くん
が私に助けてくれと視線を送っているけど、助けて欲しいのは私だい。
「オレがお客様に買われてるくらいだよ」
「じゃあ、あなたはお客様の所有物なんだ。
へぇ、さらにそのお荷物が佳織ってわけ?
失礼な話ね」
ああ、もう聞きたくない!
「剛史くん、カウンターに二人で移ろう!」
キャッシャーのすぐ真ん前に、店が混雑している時に臨時で使われている
バーカウンターがあった。
「……ごめん、言い過ぎた」
席を立った私に、和美はいつもの悲しそうな顔で謝る。
「………。」
今回は、和美に悪気があったわけじゃない。
ただ、私が聞きたくなかっただけ。
隆史にとって、私が客の一人みたいな会話を…。
「やっぱり今日は帰る。ごめんね、チェックして」
隆史に謝って、私は和美と二人でEDENを出た。

「ほんとにごめん」
店を出て、歩きながらも和美は謝ってくれるけど、私はわかってるの…。
「いいよ、別に」
和美は、わざと隆史に喧嘩をふっかけたことを……。
多分、和美は言わせたかったんだと思う。
たった一言、隆史に。
その一言を引き出すために、色々と言い放ったけど、結局ソレは聞く事が
できなかった。
ホストが店内で、言えない言葉。
私を安心させられるだろう、呪文。

「私こそごめんね、なんか心配させるような電話しちゃって」
「そんな事ないよ。高校の頃からずっと佳織と一緒だったけど、やっぱり
恋愛してる佳織ってかわいいなって思うんだけど…。
隆史くんじゃ、相手が悪いよ」
「…うん」
和美が真剣に私を心配してくれてるのがわかる。
自分でも、怖いくらい隆史にのめり込んでしまう。
恋に溺れた女が幸せになれる確率が低い事も知っているのに、相手がホス
トだなんてよけいにタチが悪い。
「愛されるより愛したいタイプと、愛するより愛されたいタイプ、佳織
はどっちが自分の幸せだと思ってる?」
…………。
私はいつも愛されたいと願っている。
愛されて、大切にされれば幸せだ。
いつもそう思っているに、好きになるのは愛せる男ばかり。
私をすごく大切に守ってくれた男が昔いたけど、ダメだった。
私には、彼を男として意識できなかった。
きっと、彼だったら私を幸せにしてくれただろうに…。
「わかってるよ。でも、止まらないんだもん。
ドンドン隆史に惹かれていくの。抑えられないの」
どこにこんな感情があったのか不思議なくらいに、隆史への思いがあふれ
てきて、苦しい。
「ただでさえつらいのに、ホストなんかしてると、もっと悲しい思いをし
ちゃうんだよ。
佳織の思いがこれ以上大きくなる前に引き返した方がいいよ……」
運命の再会。
そんなの隆史が適当に言ったセリフ。
だけど、凄くうれしかった。
どれだけつらい出来事があっても、今度は離れないって思ったの。
だって、隆史と別れた間の方が私には辛かったから…。
まるで感情を無くした人形みたいな毎日だったから……。
「もう、引き返せない。
隆史を好きって気持ちを、ずっと封印してたんだよ?
心の奥に隠しておいた思いを、開放しちゃったんだもん…。
止まっていた感情が動き出しちゃった」
「…言いたくなかったけど、佳織が好きなのは高校生だった隆史くん
だよ。今の彼はただのホストかもしれないんだよ?」
和美の一言は、不安な私の胸にチクリと大きな棘となって突き刺さる。
まるで、空気をいっぱい含んだ風船に針を刺したみたいに、すべての力が
抜けていく。
 ああ、ダメだよ。
まだ、我慢できるはず。
お願い、零れちゃわないで…。
目の奥がカッと熱くなって、じんわりと視界が滲んできた。
こんな事で泣いてちゃいけないの、もっと苦しい思いをするかもしれない
んだから。
こんなのまだ序の口なんだからっ。
必死で、自分に言い聞かしているのに、アルコールのせいかな?
涙腺が緩くなってしまう。
「…佳織?」
凄く熱い雫が頬を伝って、落ちていく。

わかってたの、色恋営業って文字が自分の頭の中から無理矢理削除されて
しまってた事実。
信じたい気持ちと、信じられない気持ちが吐きそうなくらいに入り交じっ
て、もう情緒不安定。
  「オレら、もう一回つき合おうな」
このセリフだって、もしかすればただの営業かもしれない。
だけど、信じていたかった。
信じてるフリをしたかった。
そうすれば、幸せな夢を見られるから。

「あは、私…すっごい格好悪いね……。何、泣いてるんだろ?」
情けなくて、自分がいやになる。
なんで、涙が止まらないんだろう?
「ごめん、佳織。
ちゃんとわかってたんだよね、だから他の客に嫉妬しちゃったんでしょ?
もしかしたら、自分と同じかもしれないって思って…」
…………………。
他の客も、自分も同じかもしれない。
そう、だからみんなが妬ましい。
素直に隆史の言葉を信じて楽しそうに笑ってる彼女たち。
騙されてるだけかもしれないのに、平気な彼女たち。
  そして、心の端っこで少しだけうぬぼれたい私。
私だけは、ホントに隆史の彼女だと…。

 さっき、和美が隆史に言わせようとした言葉。
そして、私が落ち着く魔法の呪文。
 「佳織は客じゃない」
この一言が聞きたい。
もちろん、聞いた所でソレすら営業なのかもしれないけど、少しは安心出
来そうなセリフ。
だけど、私は聞けなかった…。
「隆史は…何を考えてるのだろう?
誰を思ってるんだろう?
私はこんなに隆史を好きなのに、その100分の1でいいから、私を愛し
て欲しい。
そしたら私は今の100倍好きになるよ…それでもこの気持ちは届か
ないのかな?」
「届いてるよ、佳織の思いは隆史くんにちゃんと。
だから、ヨリが戻ったんでしょ?
自信持ちなって!
佳織は隆史くんの大切な彼女だよ」
さっきと真逆なセリフで私をなぐさめてくれる和美。
だけど、虚しい気持ちは彼女がよくわかってる。
その言葉に、何の根拠もないって。
 一度、リスカなんてバカなことをしてしまった私が、あんまり思い詰め
ないように、優しい嘘だね。
大丈夫だよ、もう2度としないって、あの頃の隆史と約束したもん。
「大丈夫。
きっと、情緒不安定なだけなの。
最近疲れてたから」
これ以上和美に心配かけられない。
無理矢理でも、なんでも私は笑っていなくちゃ…。
「あはは、隆史くんが寝かせてくれないんでしょ?
毎日仕事終わったら、電話くれるんもんね。
ほら、それだけでもラブラブって感じじゃん。」
「うん、そうだよね」

もう、悩むのをやめよう。
信じるのをやめよう。
そうすれば、何も怖くないもの。
隆史が私を騙していてもいい、私の気持ちはどうやっても変わらない。
隆史が好き。
その真実だけあれば、後は偽りでもいいや。
疑似恋愛でも…………。







2004-2005©白雪姫-hime-